皮膚科とは

皮膚科のイメージ写真

皮膚科は目に見える症状でしたらすべて診察の対象となります。
皮膚の赤みやかゆみ、水虫、じんましん、イボなど様々な疾患が皮膚科にはありますが、どんな小さなことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。
*0歳児から対応しております。

皮膚科疾患のなかには、簡単に治癒できるものもありますが、根気よく気長に付き合っていく必要のある慢性的な病気も少なくありません。
当クリニックは、地域にお住まい・お勤めの方々の皮膚科のかかりつけ医として、適切なスキンケアと軟膏などによる外用療法、内服療法などの治療を患者様とご相談させていただきながら進めてまいります。

主な対象疾患

  • 湿疹
  • アトピー性皮膚炎
  • じんましん
  • かぶれ
  • 虫刺され
  • 水虫
  • とびひ
  • イボ
  • ヘルペス
  • ニキビ
  • 円形脱毛症
  • 魚の目
  • タコ
  • 巻き爪
  • やけど
  • ほくろ
  • 日焼け など

疣贅(いぼ)

皮膚の表面に発生する小型の丸い突起物です。
痒みや痛みなどの自覚症状は殆どありませんが、手などで患部を弄ると、触った場所に増えていく傾向があります。
いぼはウイルスが感染する皮膚疾患ですから、人から人にうつることもあります。
治療にあたっては、原因となっているウイルスを撃退することと、出来てしまったいぼを消失させることを目指します。
しかし、いまだに特効薬や特効的治療法は確立されていませんので、いぼの種類や発生部位を勘案しながら行います。
治療にあたっては、皮膚科の専門医を受診し、除去してもらうことが重要です。
自分で削り取ったりすると、ウイルスがさらに拡大し、いぼが解消しないだけでなく、感染拡大を引き起こしてしまうおそれもあります。
医療機関では、液体窒素を用いていぼを冷凍凝固させ、かさぶたにして小さくする「冷凍療法」が一般的に行われます。
通常、一回の冷凍凝固ではいぼが無くならず、何度か行うことによって治癒を目指すのです。
この他、サリチル酸を貼っていぼを除去したり、炭酸ガスレーザーを使用して治療することもあります。

水虫

白癬菌という真菌の一種が足の皮膚に寄生し、増殖することによって起こる病気です。
罹患すると、足の皮がめくれてジュクジュクしたり、痒みが出たりします。
この菌は高温多湿の環境を好みます。
手足や顔面、首、太ももの内側など、全身のいたるところに寄生するのですが、足は靴下や靴によって蒸れやすいので、特に繁殖しやすいのです。
実際、白癬菌による疾患で最も多いのは水虫(足白癬)です。
白癬菌が皮膚の角層表面にとどまっている段階ならば、抗真菌作用のある塗り薬を塗布することで快方に向かいます。
しかし、角層が厚くなっている角質増殖型や、爪白癬の場合は、薬の成分が患部に届きにくいため、飲み薬を選択することがあります。

魚の目

足の特定の部位に過度の圧力がかかり続けることによって皮膚が硬くなる疾患です。
歩行などの際に患部が圧迫されると、痛みを伴います。
皮膚の一番外側の角質が芯のようになり、真皮に向かって食い込むと、中心に魚の目のような芯が出来るので、この名前が付きました。
治療法に際しては、原因となっているくさび状の角質を切除する方法がよく用いられます。
魚の目の大きさに切ったスピール膏を患部に貼って角質を柔らかくし、その後で中心部の魚の目を除去します。
メスによる切除は、その後の瘢痕の痛みが魚の目の痛みより強いケースもあり、あまり勧めていません。

ざ瘡(にきび)

毛穴の出口が塞がることにより、中に皮脂が詰まってそこに細菌感染することで炎症を引き起こす疾患です。
通常、にきびのみでは深刻な症状が出現することはありません。
しかし、放置するとにきび痕が残りますので、皮フ科を受診し、必要な治療を受けることが望まれます。
一般的には、小学校の高学年から中学生にかけて出来はじめ、高校生の頃に最も悪化します。
その後は徐々に減少することが多いのですが、大人になってから出現するニキビもあります。
大人の場合、ホルモンバランスの乱れ、不規則な生活、睡眠不足、不適切なスキンケア、紫外線、ストレスなどの要因が複雑に絡み合っていることが多く、治りにくいのが特徴です。

接触性皮膚炎(かぶれ)

皮膚に直接触れたもの(刺激物質や抗原)が原因となり、皮膚に炎症や湿疹などを発症する疾患です。
原因が明らかな場合は、その原因物質の名前を冠して呼びます。
例えば、うるしが原因ならば「うるしかぶれ」、金属製のアクセサリーであれば「金属かぶれ」、乳児のおむつならば「おむつかぶれ(皮膚炎)」です。
かぶれを引き起こす原因は多岐にわたっています。
ニッケルやクロムなどの金属、一部の食物などが知られていますが、この他にも、シャンプーやリンスなどの洗髪剤、お肌に付けるクリームや化粧水などがあります。
治療にあたっては、まず皮膚炎の原因となっている物質を特定します。
受診者の生活習慣などを問診し、どのような物質に反応しているのか見当をつけます。
原因物質が特定された場合は、この物質との接触を断つようにします。
さらに、ステロイド外用薬や保湿剤などを使用して症状の改善を目指していきます。
この他様々な疾患が皮膚科にはあります。
皮膚にトラブルを抱えた際にはぜひ一度ご来院ください。